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ディスクユーティリティに報告された容量の不一致には2つの正当な説明があります。第1には、システムファイルとフォルダの中には、バックアップタスクから除外されているものがあります。その理由は、コンピュータが再起動する度に繰り返し生成されているか、バックアップするのに適当でないか、別のハードドライブまたはコンピュータで正しく作動しないためか、のいずれかです。最大で最も顕著な除外項目は、/private/var/vm/sleepimageファイルです。sleepimageファイルはMacのRAMのライブの状態を含んでいますので、インストールしてあるRAMと同じ大きさです。事前にインストールされているRAMの量が増加するばかりで、このファイルが常に変更され、起動時に再作成されていると考えると、CCCはこのファイルをすべてのバックアップタスクから除外します。

CCCは仮想メモリやゴミ箱はコピーしません。

またCCCはゴミ箱の内容を除外しますので、ゴミ箱を空にしてからソースとコピー先を比較し直すと良いかもしれません。すべてのバックアップタスクからCCCが除外する項目の全リストはこちらに表示されています: ファイルやフォルダの中には自動的にバックアップタスクから除外されているものもあります

ソースボリュームが起動ディスクである場合、 ゴミ箱のサイズと仮想メモリアプリケーションは、CCCが除外しているこれらのフォルダにどれだけのデータがあるかを正確に即座に表示します。大抵の場合、これで初期のバックアップタスク中にユーザが気付く矛盾がすべて説明されます。

すべてのファイルの合計は、ディスクユーティリティが報告するディスクの使用容量とは決して一致しません。

これらの項目の除外がディスクユーティリティで目にするディスク容量の矛盾の多くを説明する一方、すべてが説明された訳ではありません。ソースまたは(後の)コピー先から起動時、1GBから3GBの矛盾は、珍しいという訳ではありません。問題は、ディスクユーティリティ(およびそのボリュームについてのFinderの“情報を見る”)により報告されているディスク使用量の値が、少々誤解を招きやすいということです。ディスクユーティリティが報告する値は、HFS+ ファイルシステムにより報告されているボリュームが消費している容量です。しかし、それはOS とアプリケーションで表示されるすべてのファイルとフォルダのドライブにより消費されている容量ではありません。ボリュームで容量を消費している他のファイルシステムの“実装の詳細”がありますが、これらは OSでは表示できませんし、どのアプリケーションでコピーすることもできません。またコピーされることがあってはいけません。

ということは、データを失っているということですか。 いいえ、そうではありません。自分で簡単に証明できます。クローンしたボリュームから起動し、ディスクユーティリティの空き容量の報告をご覧ください。テストマシーンで実行した一例をご覧ください:

** オリジナルソースボリュームから起動
ソース: 5,258,776,576 バイト
クローン: 5,025,562,624 バイト
** クローンボリュームから起動
ソース: 4,996,599,808 バイト
クローン: 5,250,097,152 バイト

ディスクユーティリティはクローンの成功を計る良い指標には向いていないようです。だからといってその報告が間違っている訳ではありません。ただ全体像が見えないだけです。

“では、どうすれば自分のデータが実際にすべてコピーされているかどうかわかりますか。”

ソースとコピー先のファイルとフォルダの基本的な列挙には、比較するための意味のある数値が表示されています。 ボリュームディスクの使用状況の詳細 ツールはこの種の列挙を収集するのに役立ちます。 このツールがソースとコピー先ボリュームのスキャンを完了すると、報告を比較し、矛盾を見つけることができます。特定のフォルダの矛盾についてより細かな詳細が必要な場合、このツールを使用して個々のフォルダを列挙することも可能です。注意: このユーティリティはネットワークボリュームの使用にはテストされていません。害を与えることはありませんが、ネットワークボリュームの項目への権限エラーに遭遇する可能性があります。あるいは単純に、不正確な値しか報告できない可能性があります。ローカルに接続されたボリュームまたはマウントされたディスクイメージにのみ、このツールを使用されることをお勧めします。

説明不可能な、または異常と思われるような矛盾を発見された場合、 ご連絡くだされば 真相解明のお手伝いをします。