This article is for an older version of CCC. You can find the latest version here.
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CCCはソースとコピー先で異なる項目のみをコピーするよう設定されています。つまり、バックアップタスクを完了後、次の日にもう1度実行した場合、CCCは最後のバックアップタスク後に作成または変更された項目のみをコピーします。CCCはそのサイズと変更日を使用してファイルが異なるかどうかを判断します。もしファイルのサイズまたは変更日がソースとコピー先でまったく異なる場合、CCCはそのファイルをコピー先にコピーします。

CCCがすべての ファイルを再コピーしていると結論付ける前に、CCCのタスク履歴ウインドウからもっとも最近完了したタスクを開き、“ソースのデータセットの合計サイズ”と“コピー済みデータ”の値を比較してください例えば、2から5GBほどのファイルが、たとえ、ソースボリュームになんの変更も加えていないように思える時でさえ、毎日のバックアップでアップデートされることは珍しくありません。macOSはさまざまなキャッシュとログファイルを休みなくアップデートしています。そしてこれらが1日の終わりには実に蓄積されているのです。コピーされたデータ量が総データセットのほんの一部だとするなら、コピーされたデータ量はおそらく正常です。

組織的変更は大容量のデータが“再コピー”されることにつながります。

ソースボリュームに大規模な組織的変更を加えた場合、例えば、多くのデータを含むフォルダを移動した、またはその名前を変更した場合、それらの項目へのパスが変更されたので、多くの項目がコピー先に再度コピーされるという結果になります。バックアップタスクを実行する前に同じ組織的変更をコピー先に適用することで、この再コピーの動作を回避することができます。

アンチウイルスアプリケーションがファイルの変更日を実際に変更することがある

CCCがファイルをコピー先にコピーした後、一番最後にすることはファイルの変更日をソースファイルの変更日に設定することです。このファイルシステムのアクティビティは、アンチウイルスソフトにファイルをスキャンするよう指示します。これは一般的には問題ありません(たとえバックアップタスクのパフォーマンスが低下しても)。ファイルを読むだけではそのファイルの変更日を変更するには当たりません。それで、うまく設計されたアンチウイルスアプリケーションはCCCがコピーしたファイルをスキャンすることで害を及ぼすことはありません。けれども、アンチウイルスアプリケーションがファイルに“手をつける”、つまりファイルに変更を加える時、変更日は現在の日付に変更されます。

コピー先のファイルの変更日がバックアップタスクの日時に設定されようとする場合、CCCがコピーした後に、アンチウイルスソフト、または他の背景サービスがファイルに変更を加えている可能性が高いと考えられます。アンチウイルスソフト(または他のソフトウェア)による変更日の改ざんを解決できない場合は、CCCがコピー先の新しいファイルをアップデートしないように設定できます。この設定を適用するには、CCCのメインアプリケーションウインドウからバックアップタスクを選択してから:

  1. 高度な設定を使用をクリックします。
  2. トラブルシューティングオプション の開閉用三角ボタンを開きます。
  3. コピー先の新しいファイルをアップデートしない のボックスをチェックします。
  4. タスクを保存します。

関連ドキュメント

一部のファイルシステムで時間帯の変化が変更日に影響する

HFS+、NTFS、およびその他の最近のファイルシステムは協定世界時 (UTC、注:GMTに匹敵)を基にファイルの変更日を保存しています。一方、FATファイルシステムは、ファイルの変更日をコンピュータのローカル時間帯設定を基に保存しています。一般的にはこの違いは問題ではありませんが、FAT ボリュームと NTFS または HFS+ ボリューム間でファイルをコピーする場合に障害が生じます。時間帯と夏時間が変化する間に、FAT32ボリュームのファイルの変更日は変化してしまいます。その結果、CCCはこれらのファイルの日付が古いとしてそれぞれのファイルを再度コピーします。残念ながら、CCCはこのFATファイルシステムの欠点を正しく設定し直すことはできません。そのため、ファイルをFATボリュームに(または、から)コピーする必要がある場合、呼応するソースまたはコピー先のボリュームもFATフォーマットされていることをお勧めします。

また、AirMac ベースステーションにファイルをコピーした時にもこの同じ問題がちらほら報告されています。この問題に遭遇した場合、上記の高度な設定、コピー先の新しいファイルをアップデートしない を使用してみてください。

Microsoft MSDN ライブラリ: File Times