CCCからタスクの結果をメールで受け取りたい場合、まず最初にCCCのメール設定からメール送信のアカウントを設定する必要があります。
- Carbon Copy Cloner メニューから 環境設定 を選択します (または、ツールバーの 環境設定 ボタンをクリックします)。
- 環境設定ウインドウのツールバーにあるメール設定をクリックします。
- メールから送信のポップアップメニューの中から、メールから読み込まれたアカウントの1つを選択します。それから、詳細を確認してアカウント資格情報を提示されたフォームに入力してください。
- アカウント情報を入力し終えたら、OK をクリックしてください。
高度なユーザの皆様へ: SMTPサーバがSSLを要求し、自己署名 のセキュリティ証明書を使用する場合、証明書チェーンを検証しない のチェックボックスをチェックしてください。あるいは、サーバのセキュリティ証明書をキーチェーンアクセスアプリケーションの システム キーチェーンに追加し、明示的にその証明書を信頼することができます。
[オプション] メールの件名と本文テンプレートを変更する
CCCがタスクの完了を知らせるメールの件名と本文はカスタマイズすることができます。例えば、特定のメールがどのMacから送信されたか知りたい場合、メッセージの件名をカスタマイズできます。
ひろこの iMac: ##タスク名##: ##終了状況##
CCCがメール通知を送信する時、テンプレートの値(二重の # マークで内包された部分)はタスクの属性に置き換えられます:
例)ひろこのiMac: 毎日バックアップ: バックアップは正常に終了しました
利用可能なテンプレートの値の大部分は、既にデフォルトテンプレートに存在します。テンプレートの値を並び替えたり、その回りのテキストを変更したりできますが、二重の # マークで内包されたテキストを変更することはできません。テンプレートの値を追加したい場合:
- テンプレートの値を配置したい場所、例えば、件名または本文のテキストフィールド、にカーソルを置きます。
- ポップアップメニューのテンプレートの値 からテンプレートの値を選択します。
- 挿入 ボタンをクリックしてください。
件名と本文テンプレートに変更を加え終えたら、変更を保存をクリックします。このテンプレートは、CCCから送信されるすべてのメール通知に使用されます。
追加したいテンプレートの値がありましたら、 こちらまでご連絡ください!
テストメールを送信する
ウインドウの下にある テストメールを送信… をクリックします。テストメールの送信先のメールアドレスを入力してください。テストメールが送信されたというメッセージをCCCから受け取ったら、受信を確認して、タスク完了時に受け取りたい情報がテンプレートに含まれているか確認してください。
通知レベルを選択
環境設定ウインドウを閉じて、メール通知に追加したいタスクを選択してください。通知には3つのレベルがあります:
- メールを送信しない: CCCはタスク終了後にメールを送信しません。
- 実行されるごとに送信: 問題なく完了した場合も、エラーが報告された場合も、タスクの最後にメールが送信されます。
- エラー時のみ送信: タスクを実行中、エラーが起きた時のみメールを送信します。
通知レベルを選択後、タスク完了後に通知を送信するメールアドレスを指定してください。複数のアドレスにメールを送信する場合は、アドレスをコンマで区切り、それぞれのアドレスを入力後、returnキーを押してください。受信者のテキストフィールドには、1度に1件のアドレスのみが表示されます。それぞれのアドレスを表示するには矢印キーを使用してください。
通知レベルと受信者の設定を完了したら、CCCのファイルメニューから 保存を選択して、設定を保存してください。
2段階の認証を必要とするSMTPアカウントでメールを送信するには
iCloudまたはGmailアカウントで2ステップ確認、または2ファクタ認証を有効にしている場合、CCCはそのアカウントを使って即座にメールを送信することができません。そのアカウントでメールの送信を試みると、ユーザ名とパスワードが無効、または認証に失敗しましたというエラーメッセージが表示されます。
解決策:2ステップ確認/2ファクタ認証を使ったiCloudの場合
現在Appleは、サードパーティ開発者に2ステップ確認/2ファクタ認証メカニズムのサポートを拡張していません。Apple IDで2ステップ確認/2ファクタ認証を有効にしている場合、Apple IDアカウントページに進み、CCCに使用するApp用のパスワードを作成してください。
- Apple ID アカウントページにサインインします。
- セキュリティのセクションで、右側の編集をクリックします。
- アプリケーション固有のパスワードの下のパスワードを生成… をクリックして、案内された手順に従ってください。
- App用のパスワードをCCCの環境設定ウインドウのメール設定パネルにペーストしてください。
Appleの参照リンク: App 用パスワードを使う
解決策: 2ステップ認証を使用したGmailの場合
Gmailアカウントで2段階認証プロセスを有効にしている場合、アプリパスワードページに進み、CCCに使用するアプリパスワードを作成してください。
- アプリパスワードページに進みます。
- アプリを選択 をクリックしてその他 (カスタム名)を選びます。CCC または Carbon Copy Clonerと入力してください。
- 一般 ボタンをクリックします。
- App用のパスワードをCCCの環境設定ウインドウのメール設定パネルにペーストしてください。注意: パスワードはコピーしてペーストすることをお勧めします。書き移す場合は、スペースが入らないように気をつけてください。パスワードは4つのグループで表記されていますが、実際にスペースはありません。ちょうど16文字あります。
- 最後に“完了”ボタンをクリックしてください。
Googleの参照リンク: アプリパスワードでログイン
“Gmail アカウントは CCC がメール通知を送信することを許可しません。”
Googleはサードパーティアプリケーションの開発者がGoogle Developer アカウントを入手してGoogle所有のAPIに登録することで、Gmail アカウントを使って特別な形式の認証 (OAuth2)を使用することができると強く主張しています。Googleの認証形式ではなく、業界標準の認証メカニズムを使用することを選択した開発者は、不当に“セキュリティに劣る”とみなされ、そのためデフォルトで、Googleはこれらのアプリケーションからの認証リクエストを否定します。さらに傷口に塩をすり込む様に、アプリケーションが業界標準の認証方式を使ってGmailに認証を試みると、リクエストを要求しているアプリケーションは“最新のセキュリティ標準を満たしていません”と言う主旨のメールがGoogleから送信されます。
CCCは絶対的に最新のセキュリティ標準を使用しています。特に、すべてのトラフィックをセキュリティ保護してSMTPサーバに送信するTLSを使用しています。TLSはメール通信をセキュリティ保護する最新のセキュリティ標準であり、そうあり続けています。Google所有の認証メカニズムのサポートを実行するために何日も費やすよりも、貴重な開発時間をCCCの機能向上のために使うことを優先します。それは、ユーザのデータを保護するための核となる機能です。
GmailアカウントはCCCにメールを送信することを許可しないと言うメッセージを受信した場合、以下の2つの選択を提案します:
- Googleアカウントの2段階認証を有効にする 。それから CCC用のアプリのパスワードを作成する [第1に推奨する方法です]
— または —
- Gmailアカウントの設定を変更してGoogleを無効にします
あるいは、CCCの環境設定ウインドウのメール設定からGoogle以外のメールアカウントだけを指定することもできます。